毎日睡眠時間が足らない気がする。早く寝ても、朝眠い

量(寝ている時間)より、を見直しましょう。

①アルコール、カフェイン、ニコチンは、寝る4時間前以降は避けましょう
②寝る1時間前くらいに、40℃程度のぬるめのお風呂に入りましょう。時間がない時はシャワーにしましょう。
1~2時間して体温が下がってきたら、眠るタイミングです。


どうしても昼間眠くなる。でも寝てしまうと今度は夜眠れない。

昼寝は、15分前後を限度としましょう。
まったく昼寝をしないより、むしろ健康に良い影響があります。

但し眠り過ぎ(1時間以上)は、起きた時の疲労感も大きい上にアデノシンがリセットされてしまい、夜眠くなることが出来なくなるので注意しましょう。


眠れない。途中で目が覚めてしまう。睡眠薬を飲んだほうがいいでしょうか。

まずは

①日中の過ごし方(カフェイン、アルコール、ニコチンの摂取)
②運動
③寝る時の環境(照明、音、温度、スマホの利用)

を変えてみましょう。
それでも眠れず、日中の活動に支障が起きるようでしたら、薬について専門医に相談しましょう。


土日(休日)に寝だめをするので、休み明けの朝が辛い

せめて休日最終日夜だけは習慣を見直しましょう。

【日曜の夜】
21:00までに入浴、19:00以降はアルコール、ニコチン、カフェインは摂取しない
22:00~23:00には布団に入る。寝ながらスマホを見ない。

【月曜の朝】
普段より30分早く起きる。
スマホかパソコンを使用 or 朝食をしっかり食べる → 覚醒が促される


眠れません。自分は不眠症でしょうか。

まず、下に「不眠症の全般的診断基準」を掲載します。該当するかチェックしてみましょう。

それとは別の話になりますが、眠れない理由は何でしょうか。

眠れないことと、それによる弊害も勿論辛いですが、何故眠れないのか、を解決するのも大事です。

寝ようとすると日中や過去の嫌なことを思い出してしまう、不安なことばかり考えてしまう、など、体調や寝室環境以外の、精神的な問題がある場合は、そちらも合わせて解決していきましょう。

A:睡眠の質や維持に関する訴えがある
B:訴えは適切な睡眠環境下において生じている
C:以下の日中の機能障害が、最低1つ認められる

倦怠感あるいは不定愁訴
集中力、注意力、記憶の障害
社会的機能の低下
気分の障害あるいは焦燥感
日中の眠気
動機、意欲の障害
仕事中、運転中のミスや事故の危険
睡眠不足に伴う緊張、頭痛、消化器症状
睡眠に関する不安

不眠症の全般的診断基準(ICSD-2:睡眠障害国際分類第2版)

目次

  1. 睡眠の流れ(入眠~目覚め)
  2. 睡眠の果たす役割
  3. 何が睡眠の邪魔をするのか?
  4. 良い睡眠のための条件とは?
  5. Q&A
  6. ≪次≫ まとめ