愚痴上手になろう

愚痴名人になろう
愚痴のコツとポイントを掴んでメンタルヘルスに役立てましょう

毎日お仕事に家事に勉強にお疲れ様です。
あっちに気を使って、苦手なことに取り組んで、息つく暇もなく次の作業に取り掛かって、休憩らしい休憩を取ることも無く走り回っていれば、疲れるのは体だけではありませんよね。
そうした時についポロリと出てくるものが愚痴です。

概ねあまりいいイメージが無い愚痴ですが、上手に使うことで、メンタルヘルスを保ち、人との距離を縮め、自分自身の振り返りをすることが出来ます。

1.愚痴とは何か

「言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。「くどくど―を並べる」」

goo辞書

『今日も電車混んでたなぁ。座れなかったから疲れた』
『ランチくらいゆっくりしたかったのに、電話がかかってきて暇がなかったよ』
『夕食にハンバーグ作ろうと思ったのに、ひき肉が売り切れてたの』

どれも「言っても仕方がない」けど「嘆きたい」ことですね。
愚痴を言っている人は、言った相手に解決して欲しいわけでも代替案を提示して欲しいわけでもありません。ただ聞いて欲しいのです。
心の中で思っているだけなのと、声に出して誰かに聞いてもらうことで、愚痴の元になった状況は変わらず、また明日も同じことが起こる可能性は高いです。
それでも聞いてもらうことで、不思議と気持ちが軽くなります
運よく「そうなんだ、大変だったね」「わかるよ、私も~だよ」のような同意・共感を得られればもっとラッキーです。
不愉快なだけの記憶が、誰かとの共有の記憶になるからです。

2.愚痴を言うにもコツがある

愚痴をこぼすのと同じくらい、他の人の愚痴を聞く場面もあると思います。
その時を思い出しながら、愚痴のコツとは何かを一緒に考えてみましょう。

①上手な愚痴

そもそも内容が無いのが愚痴ですから、目的や意味を考える必要はありません。
目的があるとすれば「誰かに聞いてもらえる」ことです。
聞いてもらえることで愚痴は薄まったり消えたり、形を変えたりします。

ですから、聞いてくれる相手のストレスにならない・なりづらい程度に収めておきましょう。
具体的には

  • 愚痴を言う回数
  • 内容が深刻過ぎない(ハラスメント、家庭不和、生死にかかわる問題、重篤な健康問題など)
  • 愚痴を言っている時間

等への配慮です。

②NGな愚痴

「言っても詮無いことだけど聞いて欲しい」ものの一つに、対人問題があります。
共通の知人についての愚痴は、言い方に注意しないと悪口になってしまいます。
悪口は、巡り巡って自分への評価を下げる副作用があります。

③ユーモアで締めくくる

どんなに言い方や内容に気を付けても、そもそもが前向きな発言ではないので、どうしても気分を盛り下げてしまいます。
ちょっと言い過ぎたかな、と思った時などは、ユーモアや諧謔・ウィットで話を締めくくりましょう。

『〇〇さんのせいで2時間も残業したから、少しは痩せてると良いな』
『ひき肉売り切れてたから、特売の豚コマにしちゃった』

など、聞いている側がクスリと思えるような終わり方なら、愚痴から始まった会話でも後味が違ってくるでしょう(私のユーモアのなさはスルーしてください…)

3.愚痴を言える場を大事にする

愚痴はつい漏れてしまうものとはいえ、愚痴を言える場・聞いてくれる相手というのは実はとても貴重です。
愚痴をため込み過ぎると心の中で発酵してもっと重大な悩みに育ってしまいます。
愚痴をこぼすことでガス抜きして、悩みにまで育てずに済ませることが出来るなら、メンタルヘルスを健康に保つためには「愚痴れる場」は大事にしましょう。
愚痴を言い合えるということは、それだけお互いに気心が知れているというバロメータでもあるのですから。

愚痴とは、つまり自分が「何に対してネガティブになったか」が言葉になったものです。
ネガティブな発言は、自己開示として使う場合、聞いた人は親しみを感じます。
そこに自分との共通点を見出して心の距離が縮まったり、その人の苦手なことを理解して気遣いを働かせたり、「私はね」と、返報性の原理で自分のネガティブな部分を見せ返してくれることにもつながります。

更に、愚痴をこぼすことで、過去の状況を追体験して、自分の行動を振り返ることが出来ます。
当時はただ「嫌だな」としか思っていなかった場面を言葉にして話すことで、冷静に振り返ることが出来、『もしかしたら~~とすればよかったのかな』と対策を自分で思いつけたりします。


反対に、他の人の愚痴を聞く側になった時のことも考えてみましょう。

例えば、上述したように、愚痴は聞いてもらえればそれで役割が終わります。
聞いた側は、つい相手を助けてあげたくてアドバイスや提案をしがちですが、愚痴には不要です。
相手から「どうしたらいいと思う?」と聞かれるまでは、そうなんだ、大変だったね、と同意を示すだけに留めておきましょう

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