「何がわからないのかがわからない」時

「何が分からないのかが分からない」時
「分からない」は細分化してヒントを探そう

『何かわからないことがあったら質問してね』

就転職などで新しい環境に入ったり、やったことない仕事を任された時などによく言われる言葉です。
もちろん言ってくれた人は親切と気遣いからの言葉なのだと思いますが、
何がわからないのかがわからないから質問も出来ない
ことがままあります。

まずは自分の「分からない」を解釈することから始めましょう。

1.「わからない」の正体

「わからないことが分からない」時は、「わからない」対象の正体がハッキリつかめていません。
だから「とっかかり」が分からない。
とっかかりが分かれば、「〇〇のなかの△△がよく分からないんですけど…」などと質問も出来るのですが、そこまでいかない。
かといって「まるっと全部分かりません」とも言えません。
言える関係性ならいいんですけど、特に仕事上ではそれも難しい。まるで「あなたの最初の説明で理解できません」と、クレームをつけているように思われたらどうしよう、と考えてしまいますよね。

わからないことは、わからない人に問題があるのではなく、わからないことへのアプローチの仕方を知らないことが原因なのです。

2.「わからない」を細分化する

わからないことは、「細分化」しましょう。
モヤッと全部分からない!と投げ出すのではなく、

①わかっている部分
②わからない部分
A:理解するためのアプローチ方法
B:それ以外

の、大体3分野くらいに仕分けることが出来るでしょう。

②ーAについては「とっかかり」が見えています。
①と②ーAについて進めていくことで、②ーBの「とっかかり」が見えてきます。

そうしたら、②ーBについて質問することができるようになります。

「わからない」丸ごとではなく、細分化する

3.細分化するときのヒント

さて、自分は何がわからないのでしょう。
わからないことそのものより、分からないことでどんな問題が起きているか、ですよね。

「彼氏の気持ちが分からない」⇒分からないからケンカになって辛い
「どう声をかければいい?」⇒コミュニケーションが取れないことで、相手との距離が離れてしまいそうで不安
「すべきことがわからない」⇒手をつけられないことでダメ社員だと思われるのが怖い

など、「わからない」ことが存在するために起きてくる「気分」「思考」があります。
それがヒントになってくれることが多いです。

「彼氏の気持ちがわからない」
⇒わからないまま自分の予想や思い込みで返事をしたら彼氏が怒った
⇒自分は相手の気持ちに配慮したつもりなのに、怒るなんてひどい
⇒怒られたことに対して自分も怒って言い返した
⇒ケンカになった
⇒本当はもっと仲良くしたいのに、どうしてこうなったんだろう、と考えると辛い

となると、浮き上がってくるものがあります。

・「あなたの気持ちがわからない」ことを、相手は知っているのか?
・相手は、あなたの言葉の何に対して怒ったのかを教えてくれたか?もしくは聞いたか?
・本当はもっと仲良くしたい、というあなたの気持ちは相手に伝わっているか?

だとすると、

①わかっている部分……自分の予想や思い込みが外れていたから相手が怒った
②わからない部分……相手が「どうしてほしいと思っているか」
A:理解するためのアプローチ方法……最初の部分に戻って「どうしてほしかったのか」を聞く
B:それ以外……②ーAに対して相手が答えてくれない場合

などに細分化出来ます。
このケースでは、まずは最初の自分の「思い込み」について相手に伝え、ズレていたことを謝り、どうしてほしかったのかを尋ねてみます。
それに対して何らかの反応が帰ってきたら、②ーBへの「とっかかり」になります。

反応が返ってこなかったら……その時また考えましょう(笑)
気持ちが高揚していたり、気分が落ち込んでいると思考が上手く働かず、回答が出来ない場合もありますので、不必要に不安にならず時間を置く、というのもアリですよね。


他にも、「わからないことがわからない」場面で必ず自分がやってしまう無意識の行動によって、自分の弱点苦手ポイントが浮き彫りになるかもしれません。
その場合は、「わからないこと」への対処だけでなく、苦手ポイントの克服または対処方法を考える、という対策を立てることで、今後は回数が減っていくかもしれません。

大切なのは「わからない」ことは悪いことでも劣ったことでもない、だから自分を不必要に責めたり落ち込んだりすることはない、ということだと思います。

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