【うつサポ体験談⑤】本当にうつ病なのか

【うつサポ体験談⑤】夫は本当にうつ病なのか?
夫は本当にうつ病なのか?

転居を済ませ、半年後くらいに私も無事正社員として転職出来、生活が回り始めました。
以前と違うのは「夫がうつ病だ」ということが生活のベースになったこと。
これは否定的な意味ではなく、私達夫婦はそういうものだ、と、お互いに受け入れることが出来始めたのだと思います。

3人目の主治医

転居して最初にやったことは、新しい通院先探し。
夫が自分で探してくれました。
隣の駅から徒歩2分くらい。車でも片道10分くらいの、とても便利な場所でした。
結局この先生には、その後二度転居してからも含めて10年近くお世話になりました。

年齢は多分夫より10歳くらい上で、お腹がたっぷりしていて(笑)、でも不思議と安心出来る雰囲気を持っている方でした(私の感想です)。
転居後、派遣社員、アルバイト、工場勤務等、色んな仕事にチャレンジしては続かずにメンタル激落ちする、というサイクルを何度も繰り返している間、先生はその経過を漏らさず聞いてくれました。
私や夫も忘れていたような何年も前の勤務先での出来事まで覚えていました。

それまで長年服用していたSSRIの副作用に悩んでいた夫が、他の薬に変えて欲しいと頼んだ時も相談に乗ってくれました。
漢方薬、新しいSSRI、入眠剤も超短時間なものから少し長く効くものまで。

途中で私の母が亡くなり、私が眠れなくなった時も1回だけお世話になりました。

それでも改善の兆し見えず

中々仕事が安定しない夫は、自分で精神保健福祉手帳や、障害者年金についても調べました。
しかし、転職を繰り返してはいるものの、一般雇用で就労出来ていたせいか、先生は両方とも否定的な見方をしていました。
『診断書書いてもいいけどきっと3級だよ、それなら頑張って回復して普通に働いたほうがいいよ、そのほうが収入も増えるし』と。
それでも、と頼み込んで、手帳の診断書だけは書いてもらいましたが、やはり3級でした。
主治医の意見が等級決定には大きく影響しますから、当然ですよね。

夫も信頼していて、長く経過を見守ってくださっていた先生ですが、それでも夫のうつ病はよくなりませんでした。
薬が合わないのか、それとも夫や私の努力が足らないのか。
ネットで調べると、数カ月で治ったという人もいる。
じゃあどうして?

発達障害

私もですが、夫は相当悩んで落ち込んでいたと思います。
夫なりに生活習慣を変えたりしていたのですが、これが効く、という方法は見つかりませんでした

かなり暫く経ってから、夫が見つけてきたものは「発達障害」。

『俺、これかもしれない』

忘れ物が多い、そそっかしい、すぐに頭が真っ白になる、じっとして集中することが出来ない、など。
早速診断をしてくれる病院を探して、ご両親(本当は義母だけ連れて行きたかったそうですが、義父が勝手についてきた、と、帰宅後文句を言ってました(笑))と受診。
WAIS(この時はⅡだったかな)を含め幾つか検査を行い、発達障害と診断されました。

とてもホッとした様子を、今も覚えています。
診断名が新たに加わったからといって、うつ病が治ったわけではなく、発達障害としての生き辛さはそのままです。
けれど、とても楽になれたと、今でも言います。
それほど本人は辛かったのだと、その時分かりました。

発達障害の診断に至るまで、うつ発病から10年
長かったー……。
夫のうつ病は、うつ単体の発病ではなく、発達障害の二次障害でした。

ちなみに転居後、うさぎを飼い始めました。
あの子がいてくれたのも、大きかったと思います。

≪教訓≫

  • 情報は武器になる。
  • おかしいと思ったことは追求したほうがいい。

【うつサポ体験談⑤】本当にうつ病なのか” に対して1件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    発達障害ということだったのですね
    鬱よりもその方が良いのかどうかは素人ですのでわかりませんがご夫婦の追求のされ方また立派なお医者さんとの出会いが大切だと感じました。
    ただそのようにしっかりした旦那様ならもう復帰の時期も見えて来ているように思います。これから先に期待して頑張っていかれると信じています。

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