ストレスを感じている時、それを根本解決しようとすることはとても大事ですが、一朝一夕に解決できることはほとんどありません。
今まで長い間習慣になっていた考え方や、自分が望んでいないのに起きた環境変化などは中々に手強いです。変えようとすること自体がまた新たなストレスになる可能性もあります。
まずは、今ここで感じている「辛さ」を解消することも、大いに助けになります。ストレス解消・発散には、そうした役目があるのです。
以下のような手段を取る方が多いようです。
- 筋トレ、運動、スポーツ、ウォーキング、散策、ヨガ、ストレッチ
- サウナ、エステ、マッサージ
- カラオケ
- 会食の場
- エンタメ(アニメ、マンガ、映画、音楽)、読書
- 寝る
体を動かすことは、その動作に集中するのでマインドフルネス効果があります。何かに集中すると、普段気になっている問題や悩みから一旦思考を離すことが出来ます。距離を取ることで再び悩みだした時に別の視点から眺めることが出来ます。
血流が良くなるのは脳に十分な血流が行きわたることにもなるので、働きが改善されます。脳が正常動作することで必要以上の不安や焦燥から解放されます。
会食も、楽しい時間を過ごすという意味では良い効果があります。豪華な食事である必要はありません。自分が好きなものを楽しめる時間そのものがメンタルを向上させます。リラックスし、副交感神経の働きを促進します。
エンタメ作品を楽しむのは現実から思考を切り離す効果があります。自分自身ではない映画やアニメの主人公の感情や視点に没頭することでリフレッシュ効果があります。
読書も同様です。映像とは違い文字を自分の目で追いながら進むので自分のペースで理解・咀嚼することが出来ます。今の自分の助けになるようなフレーズに出会えることもあるでしょう。
寝ることも十分ストレス発散になります。昼寝のし過ぎは夜の睡眠を阻害するので注意が必要ですが、睡眠によって交感神経が副交感神経にバトンタッチし、脳が休息して体が疲労を修復します。
ストレス発散をするときに注意していただきたいのは「やり過ぎ」です。
やり過ぎることで脳が快感ばかり求めるようになると、依存状態を引き起こします。
アルコール、ギャンブル、ゲーム、セックス、薬物(合法含む)は使わないでストレス発散できる方法を見つけましょう。