『一人で悩む』、それが既にストレス
だと思うのです。
悩みって不思議ですよね。
恐らく誰にでも大小様々ながら一つくらいはあると思います。
でも「悩みなんて無い」という人もいます。もちろんそうなのでしょう。
しかし何かの拍子に“それ”に気づいてしまうと、そこから思考が離れなくなる。ずーっと考え続けて、あることないことが次々に頭に浮かんでくる。実際には起こり得ないことも、『明日には現実になるかもしれない』という得体のしれないリアルさを持って迫ってくる。
一人で抱え込んでいると、賞味期限が切れたナマモノのようにどんどん袋の中で発酵して、時間が経つほど最初の姿がどんなふうだったか分からなくなるほど変化してしまいます(たまにうちの冷蔵庫にも出現します)。
毎日生きているのですから。悩みはあって当然です。専門家である私ですら、いえだからこそかもしれませんが、無数にあります。
悩みをゼロにすることは出来ません。ただし、専門家を名乗る人たちは、悩みとの付き合い方や、分解して処理する方法を普通の人よりたくさん知っているのです。
何より『人に相談する』メリットは、自分以外の場所から同じ問題を眺めて、それ(あなたの悩み)がどんな姿をしているか、どんな大きさか、どれくらい脅威かを冷静に意見してもらえること。
専門家でなくてもいいのです。信頼できる家族、友人、知人、同僚、上司。きっと何か言ってくれるでしょう。
しかし『知り合いだからこそ話せない』というのも、悩みの一側面です。だから発酵するまで一人で抱え込む。まあたまに『そんなこと自分で何とかしろ』とか言ってくる人もいて、真面目な人はそれを真に受けてしまうせいもありますね。
一人で長く抱え込むと、悩んでいる状態がまた新たなストレスを生み出し、それが『新・悩み』となって苦しめてきます。
手段は何でもいいです。人に直接話す気がしないならSNSでもなんでも。無料の電話相談やLINE相談も最近は充実してきました。
どんどん吐き出しましょう。そこから解決の第一歩が始まります。