「自責の念」を有効活用しよう

「自責の念」を有効活用しよう
「自責の念」を有効活用しよう

自責の念が強すぎてがんじがらめになってしまう人は、無理に「考えないようにしよう」としても難しいです。
むしろ、「自分は逃げているのではないか」と、更に追い込む結果になりかねません。
どうせ考えてしまうなら、今後のために「自責の念」を有効活用しては如何でしょうか。

【前提】

「自責の念に囚われている時の心情」とは?

  • 自分の「ダメだったところ」「間違ったところ」「足らなかったところ」ばかり頭に浮かぶ
  • 本来ならどうするべきだったか、とのギャップで苦しむ
  • 同じ思考がループしている

↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ということは、自責の念を活用することで、「現状を把握し、理想に近づく方法を模索するチャンス」でもあるわけです。

1.状況分析

自分を責めている要素は、ひっくり返すと「対策」になる

何もかも自分が悪かったのだ」と考えていると、手の打ちようがありません。
まずは状況分析を行いましょう。

  • いつ
  • どこで
  • 誰が
  • 何を(した・言った)
  • 結果どうなった

かを洗い出します。
この時、きっと悪いことばかり出てきてしまうだろうから、良い悪いは考えず時系列一つずつ思い出しましょう。

全部洗いだしたら、その中から

  • ダメだったところ
  • 間違ってしまった行動、思考、言動

をピックアップしてみましょう。
それをひっくり返す不足していた行動、思考、言動が見えてきます。
更に「自分のせいだ」と思っていたものが、実はそうじゃなかったことに気が付くと思います。

2.理想と現実のギャップ

「本来ならこうあるべきだった」という理想と、実際の状況とで差(ギャップ)があることで、ギャップ分「自分の責任」だと思って落ち込んでいる状態です。

では、そのギャップとは、具体的に何でしょうか?

  • 事前準備(方法、資料、ツール、程度)
  • 相手との協力体制、情報共有
  • 自分の状態(健康、メンタル、余裕の有無)
  • 自己採点(厳しすぎ or 甘すぎ)

など。
ギャップの内容を理解できると、「ギャップの埋め方」も思い浮かびます。
時間はかかるかもしれませんが、一つずつ埋めていくことで、着実に理想に近づいていきます。

3.自分の思考パターンを知る

自責の念に囚われているあいだ中、同じ思考パターンがぐるぐるしていませんか?

  • 100か0か思考
  • いつも~になる
  • 悪い面しか見ていない(良い面はない)
  • 何もかもダメだ
  • 自分はダメ社員だ
  • 全て自分のせいだ

こうした極端な思考を「認知の歪み」と呼びます(本来はもっと種類があります)。
物事を見る角度が固定されていたり、色メガネで見ているために、本来の姿としてとらえられず、歪んで理解してしまっている状態です。

「見方」の問題ですから、一歩下がれば違う捉え方もできます。


「自責の念を持たないようにしよう」
としても、中々難しいです。
そして、自責は悪いことばかりでもありません。

  • やりすぎ注意
  • どうせ考えるなら自責の念を活用

で、スキルアップのきっかけにしましょう。

他のコラム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です