転職を成功させる3つのコツ
季節の変わり目には、将来のことに思いを馳せたりします。
その流れで転職が脳裏に浮かぶ方もいるでしょう。
将来を考えること=転職、ではないかもしれませんが、
もしも転職を考えた時、成功させるために誰でも出来るコツを、
8回転職したキャリアカウンセラーがお伝えしたいと思います!
コツ①:自分のキャリアやスキルの中で、自分が一番気に入っているものを見極める
転職を考え出した時、まずは転職サイト等で求人情報を検索すると思います。
現職とは違う色んな業種や職種、勤務地、条件を見ると、今までとは違う未来がパーッと開けたような気がして楽しいですよね。
つい目移りしてしまうでしょう。
ここで1つだけ気を付けていただきたいのは、自分の一番気に入っているスキルや経験を見極め、それを活かせる仕事を探してほしい、ということです。
例えば対人・接客が得意な人が、友人からのアドバイスで「いつまでも接客とか、大変じゃない?」と言われて事務職へ転向した場合。
確かに経験職種は増えるかもしれませんが、長い目で見て、仕事を楽しいと思えるかは疑問ですね。
コツ②:新しい職場では「1年生」になる
さて、無事新しい職場へ転職が叶いました。
中途採用の場合、当然ながら「前職」という経験があります。
転職先についても、その業界や職種についての知識や知見を山ほどお持ちでしょう。
その時ついやってしまうのが「前の会社では…」という経験談の披露です。
会社側として中途を採用する理由は、他者での経験を自社のビジネスに活かしてほしいからです。
なので、前職での経験や知見が悪い、というわけではありません。
ただ「前の会社では…」と口にする時、大抵は「前の会社は出来ていた・良かった。でもこの会社は…」という、無自覚な“ディスり”が含まれている場合があります。
勿論口にしている本人にそのつもりはないでしょうが、言われている側はそのような受け取り方をしがちです。
自分の会社を「新顔」に貶されて、気持ちいい人はいません。
前職でどんなに素晴らしい経験や実績や肩書を持っていようと、新しい職場では1年生になりましょう。
そしてその会社の文化をまるっと受け入れましょう。
それが「転職」です。
コツ③:最初からトップスピードを出さない
慣れない環境とはいえ、転職先でも評価してほしい、早く一員になりたいと思うあまり、初日から全力で頑張ってしまいがちです。
でも周囲は、その「全力」を「その人のスタンダード」だと解釈します。
そして「先々もっとすごい力を発揮してくれるのでは」と期待します。
するとあなたは「もっとすごい力」を出そうと無理をしてしまい、息切れしてしまいます。
新しい環境では、慣れてきて自分のペースが掴めてから本領発揮しましょう。
長く勤務するためには、長距離走でいきましょう。
転職に限らず、新しい環境に身を置いた時は
「三日、三週間、三カ月」と言います。
それくらいのスパンでモチベーションが下がり、「続けていけるかな…」と不安になります。
逆に言うと、三カ月経つくらいまでは様子見だと思って、余力を残しておきましょう。
半年後、新しい環境で、本来の力を存分に発揮出来ている自分を想像しながら。