仕事がデキる人がしてること
採用面接やキャリア相談を受けるとよく聞かれることの一つに、
『パソコンって、出来るほうがいいですよね』
『難関資格持ってないとダメですよね』
というご相談。
勿論出来ないより出来るに越した事ないし、やりたい仕事が決まっているならそれに合う資格を持っているほうが持っていないより有利かもしれません。
しかし、所謂「仕事がデキる人」とは、そこで評価されているわけではありません。
「仕事がデキる」と評価されるのは、実は特別なことではなく、毎日の仕事ぶりに組み込まれているものなのです。
その1:連絡は「なる早」
電話は可能な限り出る。
もし外出先などで出られない場合は、可能になり次第コールバックする。
メールであれば読んだらすぐ返信。
連絡をくれた相手の気持ちになると、「なる早」が有難いことは明白ですね。
その2:情報は正しいものを使う
よくあるのが「多分~だと思う」「~でいいと思う」という、100%の確証がない情報を使ってしまうこと。
全てではないですが、会社の中では、100%正しい情報をくれる人がいることが多いです。
例えば「経費精算は毎月何日まで?」と言う質問なら、経理部に聞けばいいのです。
確証がない情報を頼りに動くと、ミスにつながります。
その3:期限をあらかじめ伝える
何か返事が欲しい時、またはこちらが返事をする予定があるとき。
「〇月〇にちまで」「〇時まで」のように、具体的に期限を伝えることが出来ると双方安心します。
「近いうちに」「そのうち」などですと、人によって感覚が違うため、行き違いになり「まだ返事がない」などといったクレームにつながりかねません。
具体的な期日を伝えることで共通認識が持てます。
逆もまた然りです。
他の人から「そのうち」と言われたら、具体的に何日くらいを指しているのかを確認しておきます。
その4:全体像を把握しておく
主担当業務ではなくても、自分が関わっている業務やプロジェクトの全体像を把握しておくのは様々な場面で有用です。
補助的に「会議用に書類コピーして」とか「〇〇さんにアポ取っておいて」などと頼まれた時、それがどんな会議なのか、〇〇さんがプロジェクト上どんな立場の人なのか、によって応対も変わってきます。
その5:マルチタスクしない
複数作業を同時進行して絶対にミスしない自信があるなら別ですが、大抵の人は同時進行するとどこかでミスをします。
午前中だけなら大丈夫でも、長時間続けていれば集中力が切れます。
出来れば一つずつ業務をこなしましょう。終わったら次へ。
その6:優先順位をつけるのが上手い
働くようになってしばらくすれば、自分の担当業務はどんどん増えていきます。
そして依頼してくる人も一人ではないし、あなたの全業務を把握しているのはあなただけです。
更に、会社は常に動いていて、やるべき仕事の内容も順序も入れ替わることは珍しくありません。
今の状況に合わせて、優先順位を決める必要があります。
もちろん人それぞれ得意不得意がありますから、何もかも完璧に出来るわけではないですよね。
だからこそ、自分を知っておくことが大事です。
不得意なことは周囲に頼ったり、道具を多用するのも方法の一つです。
逆に自分が得意なことを、それが苦手な人の代わりにやるのも、スキルアップの一つになりますね。
パソコンや資格は道具の一つです。
それ自体ではなく、道具を使って何をすべきか、を考えることが、「仕事がデキる人」になる道の一つです。