うつを相談できない
うつ病は、普段から辛さや悩みを相談出来ず抱え込んでしまう人がなってしまいがち。
そして更に、うつ病にまつわる辛さや悩みも相談できない、という悪循環がループします。
どんなパターンで相談が出来ないか、相談することでどんなメリットがあるのか、をまとめました。
1.相談できないパターンとは
- 相談しても無駄だと思っている
- 妥当な相手が周囲にいない
- 相談相手に心配かけたくない
- そもそも相談することが苦手
等が考えられるでしょう。
一口に「相談」と言っても、
いつ・どこで・誰に・何を・どうしたくて・どうやって
という、いわゆる「5W1H」がハッキリしないことには、愚痴に終わってしまうこともあります。
2.相談できない理由
- 過去に誰かに相談したけど、参考にならなかった経験が何度もある
- 悩みが専門的過ぎる
- 相手との関係が近すぎる(親など)
- 普段から自分だけで問題を解決してきた
「相談」とは「愚痴」とは違うので、する側も少しでも何か得るものが欲しい時に行われます。
けれど何も得られない上に、自分のプライバシーを話す疲労だけ残るのだとしたら、「相談なんかしても…」と諦めてしまうのも無理はないでしょう。
3.「相談」を有効活用しよう
相談出来ない人は、自分の感情や記憶や願望や周囲の期待や見解が頭の中でごちゃごちゃになって、思考がクリアになっていないことが多いです。
人に話す=相談する、ということは、経緯や気持ちや方向性を言語化していくプロセスです。
人に話しながら、頭の中が整理され、余計なものがそぎ落とされて、
- 本当に悩んでいること
- 自分が「こうなりたい」という方向性
が見えてきます。
人に話している間にどんどん思考が整理されて、自分で答えを見つけて「ありがとうございます!」と元気に帰っていく相談者様を何人も見てきました。
4.普段から苦手な人は?
相談は苦手だけど、従来の方法(一人で答えを出す)で解決できない場合。
まず、日記をつけてみましょう。そして数日おきに読み返しましょう。
そうすると、同じキーワードや話題が繰り返されていることに気づくと思います。
繰り返し日記に登場するキーワード・話題こそが、自分の悩みや願望です。
その悩みや願望に専門的な答えや手段を提供してくれる専門家を探して相談しましょう。
日記が面倒なら、SNSでもいいと思います。スマホの日記アプリもいいですね。
相談しづらい、相談が苦手な人ほど専門家を活用して欲しいです。
もし相談した専門家からの回答に
- ピンとこない
- 非現実的で出来る気がしない
などの違和感があれば、相手を変えることが出来ます。家族や友人相手では、そうもいきませんから。