うつかも?→初受診までが難しい<前編>

うつかも?→初受診までが難しい
うつ病かも?と思っても受診までにハードルがある

眠れなかったり、食欲落ちたり、集中力下がったり、趣味が楽しくなくなったり。
もしかして自分はうつなのかも?
と思っても、病院へ行こう、とすぐに思い立って行動出来る人は少ないでしょう。
周囲に言われて、「行ったほうがいいのかな」と考え始める人がほとんどかと思います。

うつ病かも、と思っても、初受診までの道のりが長いのです。

結論から申し上げると、うつの自覚症状があるなら病院へ行きましょう結果としてうつじゃなくても、それはOKなのですから。

1.うつかも、と思ったら受診したほうがいい理由3つ

①一番身近なのが病院

メンタルヘルスに悩んだ時、専門機関となるのは

  • 病院
  • カウンセリング
  • 公的機関(市役所、精神保健福祉センター等)

がありますが、恐らくこの中で一番身近なのは病院だと思います。
なので、まずは病院、精神科や心療内科でなくても、かかりつけがあるなら内科でもいいです。
症状を相談すれば、専門医を紹介してくれるでしょう。

②薬を処方してくれる

  • 眠れない
  • 食欲無い(胃腸の不調)
  • 倦怠感などの身体症状
  • 自殺企図

などがある方は、病院へ行くと症状を緩和・抑止できる薬を処方してもらえます。

③診断書が必要になる場面は多い

すぐに必要になるとは限りませんが、メンタル不調が長引くと、様々な場面で「診断書」が要求されます。

  • 長期欠勤、休職
  • 公的支援の利用

など。
診断書を書いてもらうには、医師の診察が必要です。
診断書に限らず、意見書や通院状況、初診日がいつか、によって利用できるサービスが変わってきます。

2.受診しないまま(=未治療)だとどうなるか?

病院に行かなくてもそのうち治る、と思っているケースもあるでしょう。
病院での治療を必要としないレベルであれば、そのままでも回復するかもしれません。
ただし、そうでない場合は色々デメリットがあります。

①予後が悪い

予後」とは、病気になった人の、その後の経過のこと。
回復が早いか遅いか、元気になるか、後遺症のようなものが残ってQOL(生活の質)に影響するのか、など。
治療を開始するまでの期間が長いほど、予後が悪くなってしまう可能性が高いです。

②治療が長引く

<①>と関わってきますが、放置するほど重篤化するのは他の病気と同じです。
そして復帰にも時間がかかってしまいます。

③自殺のリスク

うつ病で一番怖いのが自殺です。
うつの症状が急速に悪化し、自殺の危険が急に高くなるケースもあります。

④人間関係に影響する

精神的に追い詰められ、余裕がない状態では、他の人への配慮をすることは難しいです。
結果として家族や仕事を失い、生活が出来なくなることも考えられます。

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