自分に人にも厳しく接してしまうあなたへ
~ねばならない
~であるべきである
のような言葉をよく使っていませんか。
非常に理性的、自分を律して常に前や上を向いて頑張っているのでしょう。
すごいなぁと憧れられる反面、自分にも他人にも高い理想を求めて厳しく接してしまう傾向があります。
その為、周囲にも、更には自分にはもっと厳しい目を向けていることも少なくありません。
なぜ、自他に厳しくしてしまうのか?
よく言われるのは、心の中に
- 両親
- 先生
- 上司
- 先輩
- 憧れの人
から言われたこと、そうした人たちの人物像が「大人」としての形を作り上げ、息づいていて、いつもあなたを見張っているのです。
何を?
その人の心の中の「幼い子ども」を、です。
子どものような
- 純真さ
- 無邪気さ
- 遊び心
- 甘え
- 未熟さ
は、「大人」にとって邪魔なもの、抑えるべきものだと、あなたの中の「大人」が考えているのでしょう。
抑えつけられた「子ども」の部分は、時間をかけて歪んでいきます。
そして
- 「大人」の部分が肥大化する⇒ミスやルール違反に対して過剰に厳しくなる
- 「子どもらしくない子ども」が強くなる⇒他人の言いなり、我慢ばかりする、顔色を伺う
ようになり、自分の素直な感情や欲求を叶えられないことでストレスをため込んでしまいます。
そのストレスが更に周囲への必要以上の厳しさになって表れます。
自分で「こうあらなければ」という理想が、逆に自分と周囲を苦しめると言う負のループの中でがんじがらめになっている姿が目に浮かぶようです。
どうすればいい?
抑えつけられた自分の中の「幼い子ども」を受容しましょう。
甘えたい気持ち、我儘、義務よりやりたいことを優先する、遊びを楽しむ。
こうしたものを、もっともっと引き出しましょう。
そして味わいましょう。
年を取ったからといって、何もかも大人になる必要はないのです。
自分の中の「幼い子ども」の欲求に気づき、受け入れましょう。
子どもは満足すると、大人しくなります。
あなたも「子ども心」を満たすことで、本来の自分に戻ります。
不要に周囲や自分に厳しくすることで傷つき合うことが無くなります。
子どもの時、楽しかったことは何ですか?
友だちと公園のブランコを取り合ったり、他愛無い「ごっこ遊び」に興じたり、お母さんにお菓子をねだったり。
それを積極的に日々の生活に取り入れていきましょう。
大人になって自分に課しているルールはなんですか?
栄養面ばかり気にした食事をしたり、24時間仕事のことを考えていたり、汚れてもいない部屋を毎日掃除したり。
週に1回でいいです。そのルールを「やらない日」を作ってみましょう。
大人と子供のバランスがとれると、大人の部分も正常に機能し始めます。
本来のあなたらしさが戻ってくるでしょう。