雑談力をあげる
「何気ない雑談が、どうしても苦手なんです…」
という話をよく聞きます。
仕事や何かの用事など、「テーマ」が決まっている会話なら出来るのに、
自由に話していい場になると、途端に話題が思い付かなくなってしまう。
会議であれば、事前に何を話そうか準備も出来ますが、いつどこで誰と始まるか分からないのが「雑談」。
下手なことを言って気分悪くさせたくないし、出来ればその場にいる人に楽しんで欲しい…
そう考え始めるとキリがないですよね。
では、どうすればいいでしょうか?
どうして「雑談」は難しいのか?
人によって理由は色々あると思いますが、
- 話題選びに悩む
- 相手がつまらなそうにしたらどうしよう
- 出した話題を拒否されたり意見を否定されるのが怖い
- 沈黙が怖い
- 相手が誰であれ「何か話さなくては」と焦ってしまう
というご意見を聞きます。
そこで、いくつかご提案です。
提案①:まずは相手の話を聞く
『会話上手は聞き上手』
という言葉を聞いたことがあると思います。
基本的に人は、自分が話すほうが、人の話を聞くより好きです。
自分が話すことが思いつかないなら、相手が話し始めてくれるのを待ちましょう。
話し始めたら、それをしっかり聞きましょう。
無理に自分の意見を挟む必要はありません。
話し手は聞いてくれる人に飢えているので、じっくり自分の話を聞いてくれることが嬉しく、その人に好感を持ってくれるでしょう。
提案②:沈黙が怖いのは「お互い様」と思う
例えば気軽な会話が出来ない相手と、沈黙が生まれた場合。
相手が黙っている=自分と一緒に居るのが不快なのでは、と解釈する人が多いようです。
しかしこれはほぼあなたの思い込みです。
もしかしたら相手もあなたと同じように
「不快にさせちゃってるかな、どうしよう、何か話さなきゃ」
と色々考えている最中かもしれません。
そう考えると、焦りや緊張度が下がってきませんか?
提案③:相手の話をしっかり聞く
「提案①」と多少被りますが、ここは更に踏み込みます。
雑談ではありますが、興味を持って聞きましょう。
大抵雑談で口火を切ってくれる人は、自分の得意分野について話すことが多いです。
そうすると、聞いているうちに、「ん?それはどういうこと?」という疑問が生まれます。
そうしたら、知ったかぶりや話合わせなどせず、素直に質問してみましょう。
そこで会話のキャッチボールが生まれます。
更にその人が何に興味を持っているかがわかるので、次に会話に困ったときのヒントにもなります。
ちなみに私達カウンセラーも、クライアント様に「話してもらってナンボ」の職業です。
カウンセラーばかり喋っているようではだめなのです(笑)
テレビの司会者の話し方を真似するのもいいかもしれません。
自分ばかり喋るタイプではなく、出演者に万遍なく話題を振るタイプの司会者は、参考になるかもしれません。