元気の源をつくろう
「○○が自分の元気の源!」というものが、誰でも1つ2つあると思います。
食べ物、人、場所、エンタメ。
例えばペットとか、お風呂の時間とか、「推し」と言うのも大きいです。
でも忙しいと、「元気の源」の存在を忘れてしまいます。
元気がない時に「そうだあれがあった!」と思い出せるようにしておきましょう。
1.すぐに目に付く場所に用意しておく
元気の源が何なのかに拠りますが、必要な時に思い出すためには、目に付く場所に用意しておく必要があります。
自分の生活パターンを振り返り、どこに準備しておくと思い出しやすいか、を考えておきましょう。
通勤に車を使っているなら運転席付近、常にスマホを手放さないならスマホの中、寝る時のベッド回り、会社のデスクの引き出しの中、毎日使うバッグのポケットなど。
逆に、冬用コートのポケットに入れっぱなし、などだと、季節が一巡するまで忘れてしまったり、失くしてしまったと勘違いしてしまうかもしれません。
2.すぐに活用できる手軽さ
一番の楽しみが海外旅行へ行くこと、だとしたら、今すぐ!という活用は難しいです。
そういうときは、インターネットで好きな土地や国の動画をチェックするとか、写真集を買って自室の本棚に準備しておくとか、好きな風景の写真をデスクに飾っておくのもいいですね。
ペットが癒しなら、セキュリティや安全のためにペットカメラをセットしておいて、休憩時間にチェックできるようにしておくのもいいでしょう。
好きなお菓子をバッグに常備する、という方法は、女性がよくやる対策ですよね。
キャンディ、グミ、ガム、チョコレート。
疲れた時の糖分補給にもなるし、一緒にいる人に「いる?」って聞いて分けてあげたりして、コミュニケーションツールとしても役立ってくれます。
3.「いつでも頼れる」安心感が大事
そんな準備をしていても、日中は活用する時間もない、だから必要ないのでは…。
と考えるかもしれませんが、ここで重要なのは、実際に利用するかどうかではなく、「何かあっても〇〇があるから大丈夫!」と思える安心感です。
集中力をテストする実験で、音が鳴り続ける環境の中で作業をさせられていた参加者に、「このボタンを押すと音が止まる」と教えられて、ボタンが手渡されます。渡されない群もいます。
結果として、ボタンを渡された群のほうが成績が良かったです。
ここで重要なのは、ボタンを渡された群は、実際には押さなかった、ということ。
「どうしても無理、となった時の手段がある」という安心感で状況を乗り切ったのです。
ですから、使うかどうか分からなくても準備をしておく、と言う事実が大事なのです。
4.健康と安全を害する方法は要注意
当然ながら、元気を得るため、安心を得るためといっても、使用者の健康や安全を害する方法には注意が必要です。
例えばアルコール、喫煙、ギャンブル、薬物。
健康だけでなく自分の安全、更には社会的な立場まで危険にさらすようなものは、極力避けたほうがいいでしょう。
また、本来やるべきこと(仕事、家事、学業)を差し置いてのめり込むようなら、それは元気の源でも趣味でもなく「依存」です。デメリットしかありません。
専門機関に相談しましょう。
5.人気の「元気の素」は?
やはり多いのは「ペット、家族」ですね。
写真や、家族なら「頑張って」と言う言葉がけで元気になれる人が多いようです。
次にカフェイン。
これは私もコーヒー大好きなのでよく分かります。
カフェイン自体の覚醒効果以外に、香りやお店の雰囲気、カフェイン飲料を飲める=ホッと一息付けるタイミングであるということなど。
エナジードリンク派も多いようです。
そして「〇活」。
好きなアーティストのライブ、作品を楽しんだり、自分磨き。その為のグッズを探したり買ったり眺めたり。それこそいつでも手元に置いておける、即効性のある元気の源ですね。
「4」の内容にも通じますが、たった1つしかないと、そこにばかり集中しすぎて過剰になったり依存状態になったり、特に人(家族、恋人、友人)が元気の源だった場合は執着しすぎて逆にストレスの源になるリスクがあります。
ちょっとしたものでいいので、とにかくたくさんあると便利です。
自分の周りを、元気の源で囲ってしまいましょう。