自分自身と仲良くなろう

自分自身と仲良くなろう
他者と仲良くするように、自分自身と仲良くなろう

質問です。
「自分のこと、好きですか?」

はい、と即答できる人は以下の内容は釈迦に説法になりますので、スルーしてください(^^)
「うーーーーん……」
と回答に詰まってしまった方は、一緒に先へ進みましょう。

自分と仲良くなるとはどういうことか。
どうしてそうしたほうがいいのか。
仲良くなる方法は?

1.「自分に厳しく、他人に優しく」の教え

ほとんどの人が、子どもの頃から「自分に厳しく、他人に優しく」あることが美徳、と教えられてきたと思います。
結果、自分に厳しくすることは得意です。
些細なミスも、ミスにつながる失敗も見逃しません。二度とやらないよう細かくチェックするようになります。そして苦手なことややりたくないことがどんどん増えていきます。何をするにも緊張感があります。

逆に他人に対しては、表面上だけだとしても優しく親切であろうと心がけるでしょう。
その成果として、その場その場である程度「仲良く」なれる相手を作ることが出来ます。

2.自分と仲良くなる、とは?

他者に親切にした結果として仲良しを作ることは出来ますが、厳しく接している自分自身に対してはどうでしょうか?
好きですか?嫌いですか?
嫌い、または、好きとは断言できないのではないでしょうか。
好きと言い切れない相手と、仲良くなることは難しいですよね。
そして、仲良くもない、ミスばかりして危なっかしい人のことを、大事にすることも難しいです。

自分と仲良くする、とは、他者に向けているような優しさを自分に向けることです。
決して甘やかすことでも、怠けることでも、ましてや成長を妨げるものでもありません。反省しないわけでもありません。

辛い、悲しい、泣きたい気分の時に、慰めることです。
努力を評価して、失敗を責めないことです。

普段他者に対してやっているのと同じことを、自分に対してするのです。

3.自分と仲良くなるメリットは?

普段、悩みごとの相談や、イヤな経験を愚痴るとき、相手を選んでいると思います。
なぜか。
それは前提条件を知っていて、普段の自分を分かっている相手に話すほうが、共感を得られることを知っているからです。

では、この世で一番自分のことを知っているのは誰でしょうか?
自分」ですよね。
人に知られない場所で泣いたり努力したり我慢していることを知っていて、良いところも悪いところも知っている。誰より厳しく自分を採点できるのが「自分」です。

自分自身に隠し事は出来ないのですから、嘘も誤魔化しも通用しません。そうしてしまう理由まで含めて受け止めて労わることが出来るのは、世界中探しても自分だけなのです。
一番厳しい人「頑張ったね」「よくやった」「辛かったね」と言ってくれたら、これほど安心できることはありません

4.自分と仲良くする方法

①辛い時、悲しい時、疲れた時に、人から言ってもらいたい言葉を考える
今まで言われて嬉しかった言葉は何ですか?
尊敬する人、大好きな人なら、何と言ってくれるでしょう?
メッセージ
②言ってもらいたい言葉を覚えておく
忘れないよう、メモしておきましょう。
スマホの待ち受け画面にするのもいいですね。
メモ
③自分で自分の身体を抱きしめる
人目があって出来ないときは、両手を握り合わせたり、腕をさすったりするだけでも大丈夫です。
 ↓
身体的な接触は「愛情ホルモン」のオキシトシンの放出を促します。
オキシトシンは、抗ストレス作用があり、対人不安を低減します。
自分を抱きしめる
④1~3を習慣化する
繰り返すうちに、辛い気持ちと向き合うことが恐怖ではなくなっていきます
冷静にその場にい続けることが出来、感情に振り回されず、よりよい行動を選択することが出来るようになります
自分を好きになる

自分を厳しい目で律することはとても大事です。
ただ、ついやりすぎてしまいます
「~~しないようにしよう」というのは、実は結構難しい。逆にその行動ばかり目についてしまいます。

ある行動を減らすためには、逆側の力を利用しましょう。
今回でいえば、厳しくしすぎないために「優しくする」という逆方向の行動を追加します。
そうすることで、自分を律することも、労わることも出来ます。

繰り返していくうちに、自分のことが今よりも好きになれるでしょう。
それが、「自分と仲良くする」ことだと思います(^^)/

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