自分らしさを見つける|迷いのない選択で他人軸から抜け出す方法

自分らしさが分からないーなぜ私たちは、つい他人軸になってしまうのか
自分のことは自分が一番分かっている、と、思いますよね。
だけどもしも「自分らしく生きていますか?」と聞かれたら、どう答えますか?
はい!と自信をもって答えることが出来るなら素晴らしいです。
しかし「うーん……」と考え込んでいるとしたら。
それは「自分らしさ」が何なのかがよく分かっていないから、ではないでしょうか。
そして自分で自分らしさが分からないのは、能力や怠惰ではなく、他人の機嫌や事情、他者からの期待のような「他人の価値観」をつい優先してしまう習慣が身についているせいなのです。
自分らしさがないわけではなく、見えにくくなってしまっているんですね。
ただそのせいで、判断・選択・行動が「他人にとって都合がいいもの」に偏ってしまい、自分らしさを反映した「判断・選択・行動」になっていない恐れがあります。
それは畢竟、自分らしくない人生を生きている、とも言えるのではないでしょうか。
目次
- 1.「自分らしさって何?」と迷う人は多い──まずはその戸惑いに共感する
- 2.自分らしさが見つかると、人生の景色はどう変わるのか
- 3.毎日の生活の中にある「自分らしさ」のヒント
- 4.まとめ:自分らしさを見つけることで、人生の景色は変わる
- 自分らしさを追求する vol.2➋
1.「自分らしさって何?」と迷う人は多い──まずはその戸惑いに共感する
さて、では自分らしく生きるために必要な「自分らしさ」って、一体何でしょうか。
ここで戸惑ってしまう方も少なくないでしょう。
自分らしさとは、
- 自分が喜ぶもの、好きなもの、楽しいと思うこと
- 無理なくできること、向き合えること、目指せる状態
- リラックスしていられる環境・条件
- 損得勘定せず受け入れることが出来るもの
などです。
私たちは普段これの逆を目指しています。
- 他人が喜ぶもの、好きなもの
- 自分に負荷をかけるようなタスク、環境、人間関係
- 緊張を強いられる場面
- 損得勘定で価値を測る
これらが全て悪いとは言いませんが、これだけ、で生きているから、苦しくなってしまうのです。
ベースは「自分らしさ」、必要に応じて「他人の事情、責任、損得」を考慮する。
それくらいの塩梅で良いのです。
2.自分らしさが見つかると、人生の景色はどう変わるのか
今は埋もれていたり他の価値観を優先させてしまうことで見えにくくなっている「自分らしさ」に気づくことが出来ると、どうなれるでしょうか。
まず何より、選択・決断で迷いが減ります。
「自分らしく、どうなりたいか」が明確なので、自然とそれに沿って決断出来るようになります。
また「自分らしい自分」の考え・認知・未来像がはっきりしているため、他者からの評価に揺らぐことがありません。「他人の意見は参考意見」として距離を置くことが出来ます。
そして自分の選択結果を必要以上に後悔したり反省することが無くなります。何故過去にその選択をしたのか、の根拠が「自分らしさ」ですから、想定外の結果も受け入れやすくなります。
≪リンク≫「決められない自分」から抜け出す技術
さらに、自分らしさを元にした決断を繰り返す生活ですから、ポジティブな結果を忖度なく自信に結び付けることができます。
自分らしさではない根拠から選んだ結果がたとえ成功しても、ただ運が良かっただけ、周りの人のお蔭、と考えてしまいがちです。それがなくなり「自分の実績だ」と素直に受け入れることが出来るようになるのです。
つまり、自分らしさを自分ではっきり掴むことで、迷わず決断し、他者に必要以上に振り回されず、結果に対しコミットメントして自信をもって生きることが出来るようになるのです。
これがさらに挑戦を容易にし、経験をつめて、成長を促してくれます。
今までと比べたら理想の実現が倍速で進んでいくのです。

3.毎日の生活の中にある「自分らしさ」のヒント
こうした「自分らしさ」は、毎日の生活の中で拾っていくことが可能です。
いくつかポイントをご紹介します。
①食べもの・服・環境はそのままあなたの「価値観」
好んで食べるもの、よく着る服の色やデザイン・テイスト、家や職場の環境は、何気なく選んでいるようで、実は自分の価値観が如実に表れています。
健康に対する意識が食べものを選び、他者からどう見られたいかが服装に反映され、心地よさを追求した結果が今の環境です。
②心が楽になる瞬間、逆にモヤっとする瞬間
心、というより「感覚」と呼んだ方がいいかもしれません。
言語化以前の五感がホッとする瞬間は、あなたらしくいられる場と言えるでしょう。
逆に窮屈さや引っ掛かりを感じるとしたら、そこに「あなたらしくない何か」があります。でもそれを排除する必要はありません。それもまた「あなたらしさ」の反転した姿ですから、参考にできますよね。
③誰にも言ったことが無い「本当はこうしたい」
人に言ったことはない夢や願望、希望はありませんか?
壮大な計画である必要はありません。3食全部ドーナッツにしたい、とか、仕事サボって3日間ゲーム三昧したいとか。
または思い切って仕事を辞めて昔なろうと思っていた職業をめざしたい、とか、海外に移住しよう、とか。
これを日記でもいいので思い切って言語化・ビジョン化(イラストや写真で表現する)してみましょう。
その中に「自分らしい願望」を見つけることができます。
こうしたものはどれも自分らしさを映し出すサインです。これらを意識して身の回りを観察してみると、意外と『すでにある自分らしさ』に気づけるはずです。
今、あなたの周りに何がありますか?それを身近に置いている理由は?
そこにも「自分らしさ」を見出すことは可能です。

4.まとめ:自分らしさを見つけることで、人生の景色は変わる
自分らしさは特別な才能や経験がなくても、日々の選択や感情、繰り返してきた行動のパターンを整理することで見えてきます。過去の自分の行動や感情に目を向けることで、「自分らしさ」の核心に触れることができ、迷いの少ない判断や他人の意見に振り回されない生き方が可能になります。
そして、身近な生活の中にある小さなサイン―好きなものや居心地の良い環境、心地よさを感じる瞬間や言語化していなかった願望―も、自分らしさを映し出す手がかりです。
ここから先は、自分史を振り返り、あなた自身のデータから自分軸を発掘する作業が必要です。
有料コンテンツでは、その具体的なステップと、自分だけの「自分らしい選択の基準」を見つける方法を紹介しています。
日常の小さな気づきを積み上げることで、他人軸から抜け出し、自分らしい人生への一歩を踏み出す準備が整っていくでしょう。


