「正解探しの癖」を手放すと、自信が戻ってくる理由

「正解探しの癖」を手放すと、自信が戻ってくる理由

目次

  1. 悩むとハマる罠「正解探し」
  2. なぜ正解探しをしてしまうのか
  3. 人生に「絶対唯一の正解」は存在しない
  4. 自分で正解をつくるメリット
  5. まとめーさらに「脱正解探し」を深めたい方へ
  6. 正解探しをやめて、“自分の答え”を見つける方法

悩むとハマる罠「正解探し」

私たちは悩みます。しょっちゅう悩みます。そして自分なりの解決方法を考えますが、その中でも迷子になりやすいのが「正解探し」です。

どうすればいいのか分からない、でもどうにかしなければならない。
この八方ふさがりの状態で活路を見出すために「正解は何か」を考え始めます。

でもそれは、考えてみれば仕方のないことです。
だって小さい時からずっと、場合によっては社会人になってからも「正解」を導き出すことだけが価値があることかのように言われ続けてきたのですから。

学校では、それはある意味効率のいい成果の出し方だったかもしれません。
試験やテストは必ず「正答」「模範解答」があります。
それ以外なら「先生の言うこと」がある意味「正解」です。
だから正解を探すことに意味はあったかもしれません。

しかし学校から離れて自分の意思で人生を歩み始めたら、そこに「正解」はほとんどありません。
自分で考えるしかないのです。

けれど昔からの習慣で『どこかに誰から見ても正しい正解があるはずだ』と考えると、上述のように迷子になります。
どこにも「これだ!」という正解は無いのですから当然ですね。
そして「正解を見つけられない」自分に落ち込みます。問題も解決できず、更に自己否定という新しい問題も抱えてしまいます。完全に負のループです。

私たちは「正解探しではない『答えの探し方』」を身に着ける必要があります。
それは何だと思いますか?
「自分が納得できる判断を下す」スキルです。

なぜ正解探しをしてしまうのか

いくつか理由が考えられます。
大抵の場合、

■失敗、ミスをしたくないから
■周りに迷惑をかけたくないから
■「ちゃんと答えられる人」と評価されたいから

などです。

この中でも一番強いのは「失敗・ミスをしたくないから」ではないでしょうか。
なぜ失敗やミスを避ける動機が一番強いのでしょうか。
それは「失敗・ミス」はそのまま「恐怖」だからです。
周囲の期待を裏切り、評価を下げてしまう。それによって自己評価も下がる。ドミノ倒しですね。

失敗・ミスに対する間違った評価が自分の行動のバリエーションまで狭めてしまっているのです。


失敗したくない、ミスしたくない、何故ならそれをやってしまったら自分は誰からも必要とされなくなってしまうから……。

こんな恐ろしい想像をしたら、そうならないためにどうしたらいいか、だけを最優先した対処方法に頼らざるを得ません。
「正解探し」が辞められないのはこのためです。

人生に「絶対唯一の正解」は存在しない

正解を探すことが間違いだ、と申し上げたいわけではありません。
ただ、そもそも存在しないだろう正解を探し回るのは、徒労に終わってしまう可能性が高いです。


なんだ、絶対の正解なんてないんじゃん、と気づいておわりなら問題ありません。
でもそうではない、最初に申し上げたように「正解すら見つけられない自分はなんて情けないんだ、出来が悪いんだ」と自己否定に流れてしまう恐れがあるのです。

そもそも正解を探すのは、失敗・ミスによる恐怖から身を守るためですよね。つまり安心感を得たいためです。
しかしそれはその場限りの安心です。次にまた何かに悩んだり考えたり選ばなければいけない時同じ作業が必要になります。

何度も申し上げますが、生活の中、人生の中に「絶対唯一の正解」はほぼ存在しません。
あるのは「決断しなければいけないタイミング」です。

ならば、どうしましょう。
無い正解を探すのではなく、自分が正解をつくればいいのです。
つまり「自分が納得して選ぶ・判断する・決断する」スキルを身に着けるのです。

自分で正解をつくるメリット

自分で正解をつくるなんておこがましい、とか思われた方もいるかもしれません。
ですが、実は普段からやっていることなんです。
例えば―。

■今日どんな服装で出社するか
■昼食は何を食べるか
■どのタイミングで上司に声をかけるか
■夕食時に家族とどんな会話をするのか

これ全部、考えようによっては「絶対の正解」があるかもしれませんよね。でも一々考えていないはずです。自分で考えて決めています。

自分が「これがいい」と思うシャツを着て、その時食べたいランチを食べて、自分の仕事の合間をぬって上司に声をかけ、今日あったことを家族と話したり、逆に聞いたり、感想を返したりしているのではないでしょうか。

迷ったときや問題が起きた時も同じです。
「自分はこれがいい」と納得した選択をして実行することが、正解探しに代わる「自分で正解をつくる」方法なのです。

自分で正解を作れるようになると、様々なメリットがあります。

まず、自分らしく生きることが出来ます。好きなものを持って好きなことをして好きなタイミングで行動を起こしますから、生活の全てが『自分らしいもの』で囲まれていきます。

これが定着すると周囲から「この人は――な人」と理解して受け入れてもらうことが出来ます。受け入れてもらえると尊重もしてもらえるようになります。

これは自分への自信に跳ね返ってきます。大事にされていると感じられるからです。

そして今までは自分の外にある正解を探していたのが、自分で考えて自分なりの論理や根拠で判断できるようになるので、自己評価を高めることにも繋がります。

つまり、正解探しをしていた時よりもずっと「生きやすく」なるのです。

まとめーさらに「脱正解探し」を深めたい方へ

私たちは、正解を探しているうちは安心できません。
けれど、自分で「納得して選ぶ」ことを覚えると、不思議なほど心が軽くなります。

なぜなら「誰かの正解」に従って生きるのではなく、「自分の答え」で人生を動かせるようになるからです。

とはいえ、いきなり「じゃあ自分で決めよう!」と思っても、多くの人はどこから始めていいのか分かりません。
ずっと「正解探し」をしてきた私たちは、「自分の答えを見つける方法」を教わってこなかったからです。

今回は、自分の答えを自分で探すための方法とヒントを、ワークを交えてご案内するテキストをご用意しました。

■正解を探す代わりに「自分の答え」を見つける具体的なステップ
■「自分の納得感」を判断基準にする思考の切り替え方

を解説していきます。

正解よりも、自分の中の「しっくり」を信じられるようになる。
そんな生き方の第一歩を一緒に始めましょう。

正解探しをやめて、
“自分の答え”を見つける方法

―誰かの正解ではなく、自分の納得感で生きるために―

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