心の柔軟性を高める5つのステップ

心の柔軟性を高める5つのステップ

心ってどうしたら強く出来るんでしょうね。
というか、心の強さって何かな、って考えました。
「頑強さ」ではなく「柔軟性」が、常に何かを感じたり揺れたりする心を守るためには有効な要素なのではないでしょうか。

目次

  1. 1.心の柔軟性とは?
  2. 2.心の柔軟性を高める5つのステップ
    1. ①自分の感情を受け入れる
    2. ②健康的なライススタイルを維持する
    3. ③自分と周囲への感謝
    4. ④マインドフルネスを習慣にする
    5. ⑤ユーモアを取り入れる
  3. 3.柔軟な心は貪欲
  4. 4.心の柔軟性はゴールじゃない
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1.心の柔軟性とは?

「レジリエンス」という言葉は、最近は色んなところで聞くようになりました。

「レジリエンス」は、精神的な弾力性や回復力を指す言葉で、困難な状況やストレスに対処し、それに耐える能力を表します。レジリエンスは、人が生命の中で遭遇する様々な課題や逆境に対して、健康な精神状態を維持し、または回復するための力を指します。

「ストレス」の仕組みを説明するとき、ボールを押す指(ストレッサー)と押されて凹むゴムボール(ストレス反応)が使われます。
この時の「ボールが凹みを元へ戻そうとする力」が、この「レジリエンス」に相当します。

心は目に見えませんから、筋肉や鋼鉄のように鍛えて固くすることが出来ません。
それに心が固くなると、思考の幅が狭まって頑固になり、違う問題が起きかねません。

心を固く強くするよりも、柔らかく柔軟に、形を変えやすくしておくほうが、日々様々な刺激に晒され変化の激しい環境に対応するためには有益なのです。

2.心の柔軟性を高める5つのステップ

①自分の感情を受け入れる

最初にハードルの高いものを持ってきてしまいました。
ただ、ここからスタートしなければ、その後の行程も崩れてしまいますので、頑張りましょう。

自分の感情は中々受け入れづらいです。
辛く悲しいみじめな感情はもちろん、楽しく嬉しい感情も否定していませんか?
一般的には「謙遜」と言いますが、謙遜は表面上だけでいいんです。心の中では「ありがとう!」と受け容れなくてはもったいない。でも出来ていない人が多いです。

自分が感じた感情に素直になりましょう。
すぐに出来ない時は、に出してみたり、日記に書いたり、ジャーナリングで吐き出しましょう。その言語化の過程で受け容れることが出来るようになります。

②健康的なライススタイルを維持する

心から離れたじゃん、と思わないでください。
心が柔軟性を保つためには、体が健康でなければいけないからです。
大事なことは3つです。

  • 睡眠
  • 食事(栄養)
  • 水分補給

日付が変わる手前にベッドに入って、6~7時頃起きましょう。
1日3回、腹6~8分目の食事を、ゆっくり時間をかけてとります。
日中はカフェインや糖分、アルコールの入った飲料よりも、ミネラルウォーターか白湯を積極的に飲んでください。血中の水分量が適切に保たれると、血流が促進されて脳が活動的になり心がゆったりします。

③自分と周囲への感謝

「ありがとう」を、1日に何回言っていますか?
声に出さなくても心の中だけでもOKです。
意外と言ってないかもしれません。または「ありがとうと言えば相手が喜ぶ・場がまとまる」と、空気を読んでテクニックとして言っているかもしれません。

ありがとう、とは、相手への感謝です。感謝とは愛です。重すぎない形で愛を伝えるのが「ありがとう」です。

周囲の人だけではありません。自分への感謝も忘れないようにしましょう。
「ありがとう」が違和感あるなら「グッジョブ!」などでもいいかもしれませんね。

④マインドフルネスを習慣にする

「マインドフルネス(mindfulness)」は、現在の瞬間に意識を集中し、ありのままの状態で受け入れることを重視します。これは主に注意を集中させ、物事に対してオープンで率直な興味を持ち、感情や思考に対して非評価的であることを意味しています。

何故マインドフルネスが必要なのでしょう。
今、あなたは何を考えていましたか?
「今日の夕食の献立どうしよう」「明日の会議面倒くさいな」「昨日の夜からずっと彼氏から返信がない…」
のように、「今この瞬間」以外のことに心と思考が占拠されていませんか?

そうすると、今この瞬間に出来るはずの行動から遠ざかり、注意力が散漫になり、役目を果たせなかったり失敗したりして、後から自分を責めるような事態に繋がります。

マインドフルな姿勢で「今ここにいる自分」と向き合うことで、本当に自分が出来ることが見えてきます。それに取り掛かることで成功体験が積み上がり、「何かあっても大丈夫」と思える自信が身についていきます。

⑤ユーモアを取り入れる

笑い飛ばす、というよりも(もちろん笑って気持ちが軽くなるとしたらとても良いことです)、言葉から不要な重みや意味を抜く、ということです。

例えばうっかり寝坊して遅刻した、という状況を想像しましょう。
メールで遅刻することを上司に連絡したら、返信が来ました。
「早く来てね」
さて、この言葉を、重く真っ黒な背景で低音ボイスで無感情に言われている、と想像するか、または優しく気遣いを込めた声で明るく言われている、と想像するかで、全く意味合いが変わってきます。

重々しく刻み込まれている言葉があれば、明るい曲で替え歌にして歌ってみましょう。
馬鹿馬鹿しくてつい笑ってしまえるかもしれません。

3.柔軟な心は貪欲

心が柔軟になると、あらゆる要素を飲み込もうとします。
それは楽しくワクワクするような経験だけでなく、失敗、別離、後悔、悲しみなども全部です。
飲み込んで、咀嚼して、そこから「自分なりの意味」を吸い取ります。
そして血肉にしていきます。心の血肉とは「自信」「自己効力感」「自己肯定感」と呼ばれるものです。

頑強で固い心では弾き飛ばしてしまうようなものも、柔らかい心で飲み込んで、一つ残らず経験値にしていきましょう。

4.心の柔軟性はゴールじゃない

さて、見方を変えて毎日の生活を整えながら得た「心の柔軟性」ですが、決して目的でも終着点でもありません。
道具の一つです。
柔らかい心を持って、失敗も栄養に変える力を手に入れた先にやりたいことが見つかるはずです。
そこを目指すために、柔軟な心を身につけてください。

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