自分で変えられないことは悩まない
悩みとは、尽きないものです。毎日何かしらで悩みます。
「悩まない」人など、きっといないでしょう。
すぐに解決できることもあれば、何日も、何カ月も、何年もかけてずっと悩み続けている問題もあります。
「悩み」とは何でしょう。
goo辞書
- 決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。思いわずらう。「進学か就職かで―・む」「恋に―・む若者」「人生に―・む」
- 対応や処理がむずかしくて苦しむ。困る。「騒音に―・む」「人材不足に―・む企業」
つまり、自分では解決できる方法が見つからない・解決出来ないため、問題が残ってしまうことで苦しみを感じている状態ですね。
例えば身近なものなら「人間関係の悩み」があるでしょう。
- 親、上司、先輩がうざい
- 子供、部下、後輩が言うことをきかない
- 〇〇して欲しいのにしてくれない
- 頑張ったのに褒めてもらえない
- 他人から好かれない
- 相手の気持ちを変えたい
- 高く評価されたい(けどしてもらえない)
など。具体的な状況によってはもっとたくさんあるでしょう。
なぜこのようなことで悩んでしまうのか。
アドラー心理学には「課題の分離」という考え方があります。
それは「誰にとっての課題」なのか。
相手の課題なら、それに対して安易に踏み込むべきではない。
人間関係のトラブルは「他者の課題」に土足で踏み入るところから始まる
というものです。
相手が「どうするか」を判断するところを、自分が「どうにかしよう」としても、無理な話です。
まさに「出来ないことに悩んでいる」図です。
悩んでも仕方がないことに悩んだり挑戦すると、結果が出ず、疲れていく一方です。
「相手の課題」は相手に任せましょう。
例えば自分のことをどう評価するか、好きになるか嫌いになるか、自分の提案を聞き入れるか拒否するか。
全ては「相手の課題」です。
自分は自分の課題に集中しましょう。
そして自分がしたことへの反応は「相手の課題」として相手に任せる。
それが「悩まない」ということではないでしょうか。