好きな人にアピールするためには?
ある程度恋愛経験や対人経験があれば、好きになった人へどうやって自分をアピールすればいいのか、は、それぞれ自分のやり方を持っていると思います。
きっとどれも正解です。
思ったような効果が出なかったとしても、それはやり方がまずいというより、相手によって反応が違うのですから当然ですよね。
心理学の中でも「対人魅力」についての理論があります。
基本中の基本として、ご紹介します。
【1】見た目
最初から身もふたもないですが、関係初期においては外見がもつパワーは大きいです。
だからいわゆる「モテ」についてのファッション誌が、男女問わず巷にあふれているのでしょう。
そして、外見がイケてる人は「きっと性格もいいに違いない」という、一種ステレオタイプと呼んでもいい心理現象を引き起こします。
性格も、恋愛では重要なファクターですからね。
【2】接触頻度
何度も目にする景色、場所、何度も会う人に対して好感度が上がる、というのも、人の心理傾向のひとつです。
「単純接触効果」と呼ばれるものですね。
好きな人には、ちょいちょい接触しましょう。
互いに顔が見える、更には言葉を交わせれば効果は大きいですが、今はSNSもあるので、文字での挨拶ややり取りも効果はゼロではないでしょう。
ただし、相手が忙しい時など、TPOは配慮しましょう。気遣いが出来ない接触は、一気に嫌悪感を増す危険があります…。
【3】誤帰属
何かしらの生理的喚起(興奮、緊張状態など)が高まった時、人は「なぜだろう?」と考えます。その理由はあまり理論的には考えられません。なんとなく思いつくところを原因と考えます。
そしてその「原因」となった人への好感度が増す、ということがあります。
いわゆる「吊り橋効果」ですね。
吊り橋を渡っている、という不安定な状況で胸がドキドキする。ドキドキする原因は吊り橋なのですが、一緒にわたっている相手への好意が原因だと「間違って」解釈して、恋心へつながる。
所詮誤解じゃん、と、後になって分かっても、特定の環境でドキドキしたという経験は後まで残るでしょう。
こうした基本的な心理的要因の上に、その人に似あうファッションとか、お互いに好意を持つ状況とか、他の人より近しく感じたりとかの要素が積みあがっていきます。
ただこれは、恋愛に限りません。そして絶対の法則ではありません。
こうした心理的要素があることを踏まえた上で、自分らしい魅力、相手の状況や性格を配慮した接触を持てるようになるといいのかな、と思いました💖