花鳥風月はメンタルのバロメータ
先週末の大雨は大変でしたね。今でも災害に備えている地域の方、被害に遭われて避難している方たくさんいらっしゃると思います。
お見舞い申し上げるとともに、一日も早く元の生活に戻れることをお祈りいたします。
日本は四季に恵まれている国と言われてきました。今回のような大雨や昨冬の大雪など、そうとも言い切れない気候になってきました。
それでもまだ『今まで通り』巡ってくる季節がありますね。
春夏秋冬や季節の花鳥風月、今日はいくつ目にしましたか?
こうしたものを見ることそのものが大事、ということではありません。
季節の移り変わりや自然に目を向ける余裕があるかないか、という点が、とても大事だと考えています。
ある意味、季節や自然を気に留めたかどうかは、メンタルケアのバロメータになります。
自宅やご近所の庭、通学通勤途中の電車から見える樹や公園の緑の色はどうだったか、先週と違う花が咲いていたか、雲の形はどうだったか。
気持ちが沈んでいると、目は機械的に季節を映してはいても、その対象を記憶したり何かを感じたりする余裕がありません。
外を見ているつもりでも頭の中では昨日の仕事内容や先生に怒られた言葉がぐるぐる回っています。
更に悪化すると、風景など見ていません。顔が下を向いてしまい、視界だけでなく思考も閉じてしまいます。暑さや寒さも分らなくなります。
更に悪化すると、うつ病などのリスクも否定できません。
昨日暑くても今日は涼しいかもしれない。
ずっと葉っぱだけだった樹に今日は花が咲いているかもしれない。
帰り道空を見上げたら、大きな満月かもしれない。
落ち込むことは誰にでもあります。だからこそメンタルケアが大事になります。
一日に一回でいいです。周囲の変化を一つ見つけてみましょう。
スマホを見る時間を5分だけ減らして、周囲を見渡してみましょう。
その時だけでも、気持ちが軽くなるかもしれません。