メールカウンセリングの回答事例をご紹介します。
(事例のため、内容は編集を加えております)

事例2:既婚者との遠距離恋愛

30代、男性

30代男性です。インターネットを通じて好きな女性が出来ました。
しかし相手は既婚者で、しかも遠距離のため、とても好きになりお互いに恋愛意識を抱くまでになりました。しかし相手は既婚者ですから、会うことは叶わないと諦めています。
毎日メールのやり取りをしていますが、今後どうしていけばいいのか分かりません。

カウンセラーからの回答

惠然庵 西岡

ご相談ありがとうございます。
好きな女性がいるけれど、「相手は既婚者であり普通の恋愛関係ではない」こと、今後もそうなることが望めないことで悩み苦しんでいらっしゃるのですね。
お気持ちとしては、これからもずっとそのお相手を好きでいたい、ということでしょうか。
または、その方を諦めて別の人と「普通の恋愛関係」になりたいのでしょうか。


前者(既婚者のお相手)の場合ですと、最大の問題は社会通念上許されない恋愛だ、ということです。
お相手もそのことは理解しているのでしょうか。
倫理に悖るからダメ、ということでありません。
どんなに既婚者のその方と幸せでも、またどんなに辛くても誰にも相談出来ない、誰とも共有出来ないことで、苦しさばかりが大きくなっていくのではないでしょうか。
今はメールのやり取りのみ、ということで、あまり罪悪感を感じることはないでしょう。
そこから逸脱しない覚悟がお互いにあるのなら、今の状態をキープすることで、継続は可能だと思います。
またその逸脱しないということは相当の強い自制心が必要です。

ただ一つ心がけたいのは、生活の優先順位の最上位に、その方との恋愛をもってこないこと。
毎日の生活やお仕事、趣味、友人関係を優先させつつ、その合間にメールを楽しむ、くらいの濃度だと、辛くなりすぎたり、今以上の関係を求めるようなことにはならないのではないでしょうか。
そうしなければ、最愛の人との関係が、最大のストレス源となってしまう恐れがあります。

世間では不倫という結果からお互いの家庭生活の崩壊という最悪の事態に陥った人々がたくさんおられます。このことはしっかりと理解しておくことは必要なことです。


後者(別の人と恋愛する)であれば、あなたの心ひとつだと思います。
もっと大っぴらに出来る相手と恋愛がしたいから、もう連絡は取らない、または友人関係になろう、と、あなたから関係の終了を伝えることで、心に区切りをつけましょう。
それがひいては相手を守ることにつながるかもしれません。

お相手がお別れを受け入れない可能性も勿論あります。その方も、自分が既婚者なのになぜあなたと恋愛関係になっているのでしょうか。
もしかしたら他に問題(仕事、家族、友人関係など)があり、辛さを紛らわすためなど、あなたを好きだという以外に理由があるのかもしれません。
もしそうなら、友人としてその問題の相談に乗る、その人の役に立つようなことをしてあげる、という方法もあります。
これは心理学では「昇華」と言って、反社会的な欲求や感情を、社会に文化的に還元出来得るような価値ある行動へと置き換えることです。
お相手の悩みを解決してあげることで、二人の関係が健全化することは、「社会・文化的に価値があること」と呼べるのではないでしょうか。


恋愛は一人では出来ません。あなたがこんなに苦しんでいることをお相手は知っていますか?
まずは二人でお互いの辛さを共有し、解決策を模索してみては如何でしょうか。