【キャリア相談】初めて部下が出来ました。でも…
30代。
社会人になってある程度の経験を積み、スキルを身に着け、次のステップへ移る時期です。
役職がつき、一定規模の仕事を任される中、「部下の教育」も新たに経験することになります。
しかし今までは誰かに指示・指導されていたから、人に対してどう指示を出せばいいか、何を任せればいいか分からず、
「自分は向いていないのでは」と落ち込む方も多いのではないでしょうか。
では、どうしたらいいでしょうか…
あなたの「理想の上司像」は?
もしあなたが部下の立場だったとして、
どんなふうに指示・指導されると、やる気が出ますか?
今回はそれをヒントに考えてみましょう。
「あなたの仕事を今後部下に任せることになった」というケースを例にして
- NGパターン
- OKパターン
を挙げてみました。
例:あなたの仕事を今後部下に任せることになった
NG例
あの子大丈夫かなぁ。
私が教えた通りやれるのかな。
もしミスしたらどうしよう。
それならやっぱり私がやったほうがいいんじゃないのかな。間違えることはないし早いし。
OK例
初めてだからちょっと心配だけど、やってもらおうかな。
「分からないことは聞いて」って言ってあるし、そこでミスは防げるよね。
スケジュールも余裕みてあげよう。
如何でしょう?
何時までも一人で仕事を抱え込んでいては、
あなたの新しい仕事に手をつけることが出来ません。
「仕事」とは「初めてやることへの挑戦」の繰り返しです。
やったことが無いことに取り組むからこそ、キャリアもスキルも身について行きます。
部下にとっても、
ミスをしてもカバーしてくれる、
正しいやり方をもう一度教えてくれる上司のほうが、
先回りして何もさせてくれない上司より、ずっと信頼できます。
もちろん、正解は一つではありません。
大切なのは、
- お互いの信頼関係を築くこと
- 成長を見守ること
- なんでも一人でやろうとしないこと
です。
後輩の指導と部下の管理は、似ていて全く違います。
あなたは「管理職」として、責任と権限を持っています。
また一年生になったつもりで「管理職」としてのキャリアを積んでいきましょう。